Proxmox VE v2.1(f9b0f63a-26) Proxmox VE v2.1新機能
最初のログインで日本語を選択するとGUIが日本語化されています。
   

新機能1:
仮想マシンとコンテナーの起動およびシャットダウンの順序設定ができるようになりました。
更に、選択した仮想マシン、コンテナーのデフォルトタイミングと順序設定ができます。

設定:
   

VM(KVM)オプションで、「ブート開始」を「Yes」にし、次に開始/シャットダウン順を設定します。
 ◎開始順序 開始優先度を定義します。例えば1に設定した場合、VMは最初に開始されます。(シャットダウン開始順序はその逆とします)
 ◎開始遅延 このVMが開始された後、他のVMやコンテナーはこの遅延(秒)に従って順に開始します。
        例えば、他のVMやコンテナが開始される前に240秒待機させたい場合、240を設定します。
 ◎停止ダウンタイムアウト このタイムアウトはVMシャットダウンコマンドが開始された後のタイムアウトです。
        デフォルトは60秒(コンテナ)、180秒(VM)です。下記のコマンドを使用します。

        # qm shutdown --timeout

   このコマンドでVMに対してACPIシャットダウンコマンドを送信します。通常VMはシャットダウンを行い、
   他のVMのシャットダウンに継続できます。しかし、時折シャットダウンがハングアップする場合があります。
   例えば、ACPIシャットダウンが許可されていない場合、タイムアウト時間後、killコマンドが実行されます。

   備考:これらのGUI設定は現状ではKVM 仮想マシンのみ設定できます。
      もしコンテナに対して設定したければ、CLI(man vzctlを参照)でboot順序を設定しなければなりません。
 
  使用例:
  VMホストが開始時、アクティブディレクトリやDNS/DHCPサーバを持ったWindowsサーバーVMは、最初に開始されなければなりません。
  このVMが開始後、240秒後、他の全てのVMやコンテナーが開始されるべきです。

  How to:
  ◎「Start at boot」をYesに設定
  ◎「Start/Shutdown order」を画面に従って設定します。(開始順1、開始遅延を240、シャットダウン遅延を120)

新機能2:
タスクログ(画面下側):全ての自動開始とシャットダウンアクションはタスクログに記録されます。

GUI画面表示追加分

1、左上側のドロップダウンメニューにて、サーバー、フォルダー、ストレージ表示の選択ができるようになっています。
  クラスタ構成時などでホストサーバー別に加え、VMやコンテナ別、ストレージ別とクラスタ構成の1元管理が可能となっています。
    
    

その他の機能に関しての詳細は次回とします。